ダイニングチェアやテーブルなど、お探しの家具があればこちらの category から検索頂けます
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Drawer chair
¥148,000
<こどもの片づけの時間に、おとなが寄り添うデザイン> たとえば、 「お父さんが座っている椅子は、積み木のおうちだから、一緒に片づけようか」 「お母さんが座っている椅子は、ぬいぐるみのお部屋だから、一緒に戻してあげようね」 こんなふうに声をかけながら片づけを始めてみると、こどもも動き出してくれます。 こどもは片づけが得意ではありません。 だからと言って、大人が全部やってあげてしまうのも、こどものためにはなりません。 だからこそ、「お父さんがここの席だから」「お母さんがここにいるから」というシンプルな理由を添えて、大人が少しだけ手伝ってあげる。 その小さなきっかけが、こどもに「片づけよっか」という気持ちを生んでくれます。 いちばん大変なのは、片づけを“始める”こと。 その最初の一歩さえ一緒に踏み出せれば、そのあとは自分の力でも進められます。 「片づけなさい」ではなく、「一緒に片づけようか」――。 そんな合図が、我が家(デザイナー本人の家)でも片づけを今までよりも楽しく、優しい時間にしてくれているように思います。
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Shelf chair
¥149,000
<こどもの視点に、おとなが寄り添うデザイン> こどもの視点には、もう大人が取り戻せない特別な考え方と感性があります。 日々の暮らしの中で、ふと差し込むその光のような瞬間に、私達は心を動かされます。 そんなこどもの視点を暮らしの一部に取り入れて、一緒に過ごす。 それはとても豊かな暮らしだと思うのですが、実際に「こどもの視点を引き出す機会」を、大人はどれくらい持てているでしょうか。 だから、こどもの作品を暮らしの一部にして、共に過ごすことは素敵なことだと思います。子どもにとっても 作って終わりではなく、家で飾られたり、家族に見てもらえたり、家族の会話にも登場します。 でも実際には、作品を飾るための棚がある家庭は多くありません。 作品だけを飾る棚となると、なおさら少ないです。 このShelf chairは、作品を飾る棚の役割を果たせるようにしました。 するとそこが小さなギャラリーのようになり、こどもの作品と共に暮らす時間が生まれます。 飾るのは作ったものに限らず、枝やどんぐりなど、こどもが見つけた宝物でもいいです。 座る人と飾られるものを結びつけるような工夫をするのも、おもしろいです。 こどもの視点は、何かを作ることだけに留まりません。 こどもが何かを作ることや見つけることに正解はなく、その人の視点が映し出されたものなのだと思います。だから大人がそれに興味を持ち、話を聞く時間はこどもにとって大切な時間です。 その時間は、家族にとってもかけがえのない時間なのは言うまでもありません。 それが、暮らしの中に自然と溶け込んでいる暮らしになればいいなと思います。
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Half chair
¥145,000
<答えのない疑問から、家族が物語を紡ぐデザイン> 半分だけの椅子が、そこにあります。 どうして半分しか無いのだろう? 残りの半分は、いったいどこに行ってしまったのだろう? この椅子を通して、親子で自由にお話をしてくれればと思いデザインしました。 例えば― ・「家具屋さんの材料が足りなくて、半分だけしか作れなかったのかな」 ・「もしかしたら、むかし武士に切られて半分だけ命からがら逃げてきたのかも」 ・「半分は、お家に椅子が無いこどものところに行ってるのかもしれない」 「うちと同じように、座る道具として使われているのかな」 ・「お父さんはお金が無くて半分しか買えなかったから、あなたが大きくなったら、もう半分を買ってほしいな」 ・「半分はここに居て、残りの半分はお爺ちゃんと一緒に天国にいるよ」 ・「半分は旅に出てしまって、今は南の島にいるんじゃないかな」 「南極に行っていたら凍ってしまって、もう帰って来られないかも」 「ジャングルなら、ゴリラが座っているかもしれないね」 なぜ、この椅子は半分無いのだろうか? 答えのない疑問は、ずっとそこに残り続けます。 その疑問が空白を生み、その空白は物語が埋めてくれます。 物語を語る相手がいること。 物語を一緒に考える相手がいること。 物語を話してくれる相手がいること。 こどもがいるということは、つまりそういう相手がいるということだと思います。 絵本を読み聞かせるのとは違う、親子で一緒に紡がれる物語。 それは、こどもが大きくなるまで、何回でも、何度でも作られていけばいい。 ふとした時に、「この椅子って、もしかしたら…」と、何度でも話してほしいです。
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Stool stool table
¥149,000
<おとなの使う道具が、こどもの居場所になるデザイン > 普段は、おとなが使っているスツール。 でも時々、こどもの居場所になります。 おとなが、自分の椅子と机でやりたいことに向き合うように、 こどもも、自分の椅子と机でやりたいことに向き合えます。 たとえそこが、家族みんなが集まるリビングでも、廊下でも、ベランダでも、洗面所でも。 小さな机と椅子があれば、そこがこどもの居場所になります。 自分だけの場所で、自分の好きなことをする。 自分の椅子と机があるということは、こどもにとっては おとなになったような気分です。 少し背伸びをしておとなのように振る舞い、少しおとなに認められたような気持ちになります。 そんなこどもの姿を見ていると、おとなもつい微笑んでしまいます。 「なんだか一人前だなぁ」と。でも心の中では 「それ、普段は私が座っているスツールなんだけどなぁ…」と思いつつ。 そんな姿を微笑ましく見られるのは、こどもがこどもの間だけ。 その時間を大切にすることで、おとな自身も豊かな心を育むことができます。 こどもの言葉や振舞いには、おとなを成熟させる力があります。 おとなが普段使っている道具が、こどもの新しい居場所をつくる。 そうやって道具を共有することを通して、 おとなはスツールに座る「自分の時間」と、こどもに居場所を渡す「家族との時間」、その両方に真っすぐ向き合えるのではないでしょうか。
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Storytelling chair
¥215,000
<おとなとこどもが、一緒に絵本の時間を楽しむデザイン > おとなとこどもが共に過ごせる時間は、そう長くは無く 限られていると思います。 そのかけがえのないひとときの中に、絵本を読む時間があります。 絵本の時間は、こどもにとって物語を通じて学び、心を育む大切な時間でもあります。 一日の終わり、こどもに絵本を読んで聞かせる。 その時間を大切にしているおとなも少なくないでしょう。 暮らしの中に、Storytelling chair のように絵本を読むための椅子があることで、おとなとこどもが寄り添い、同じ物語の世界を味わう特別な場所が生まれます。 まず こどもは、座面の下にある棚から本を一冊選び、座面に掘られた溝に差し込みます。 そうやって「今日はこれを読んでほしい」という気持ちを お父さんやお母さんに知ってもらうことには、読み聞かせが始まる前から今日の一冊を選ぶ楽しさがあります。 おとなは「今日はどんな絵本を選んだのかな」と心を弾ませながら、本を手に取り、こどもと一緒にページをめくっていく。 「今日はこの絵本にしたの!」 「この絵本、好きだね―」 「明日はどんなお話を読もうか ?」 そんな言葉が、自然と部屋にあふれていきます。 読み聞かせを通して、おとなとこどもは知識や感情を分かち合い、生きる世界への関心を少しずつ広げていく。 その過程こそが、二人が寄り添う時間をあたたかく育んでくれるのだと思います。