2026/02/24 21:39

こんにちは、ととど の いっし です。

先日、地元の中学生2人を職業体験として工房に迎えました。
こうして、作り手として本格的に仕事の流れを体験してもらうのは、とても大切な時間です。

今回、職業体験をしてもらうにあたり、「自分のクラスや学校の課題を見つけ、それを家具で解決する」というテーマを設定しました。

まずはディスカッションから始めてもらい、どこに困りごとがあるのか、本当に必要なものは何か、誰が使うのかを明確にしていきます。
2人は積極的に話し合い、最終的に決めたのは黒板横の収納家具でした。

そこからは一気に“仕事”の時間です。
ラフスケッチを描き、図面に起こし、木取り表をつくり、材料取りを考え、作業手順を整理します。

初めて触れる道具、初めて考える工程。
戸惑いながらも、真剣に向き合う姿が印象的でした。
そして出来上がった家具は、素直に「よくできた」と言えるものでした。

 
職業体験の生徒を受け入れた時に、私がいつも伝えていることがあります。
仕事としてのものづくりは、自分のためにつくるのではなく、誰かのためにつくること。
作業としてこなすのではなく、「これを使う人はどんな気持ちになるだろう」と想像しながらつくること。

本当に良いものは、技術的に優れているということだけでは決まりません。

使う人が、少しでも幸福になれるか。
少しでも豊かになれるか。
その想いが宿っているかどうか。

今回の2人にも、その入口に立ってもらえたのではないかと思っています。
家具は、ただのモノではなく、人の時間や気持ちを支える存在。

これからも、誰かのために考え、誰かの幸せを想像しながら、
ひとつひとつ形にしていきたいと思います。